「ヒノヒカリ」は、お米の王様「コシヒカリ」を父に持ち、西日本、特に九州地方で長年愛され続けている代表的なお米です。名前の通り、炊き上がりの粒が太陽のように光り輝き、見た目にも美しいのが特徴です。
ヒノヒカリの最大の魅力は、その「味・粘り・香り」の三拍子が揃った、完璧なバランス感にあります。
突出した個性があるというよりは、お米本来の自然な甘みと旨味をしっかりと感じられます。どんな料理の味も邪魔しない、奥ゆかしさがあります。
ふっくらと柔らかいながらも、一粒一粒の輪郭が感じられる、ほどよい粘りと弾力があります。
炊き上がりの香りは豊かですが、強すぎず、食欲をそそります。
バランスが良い万能選手なので、基本的にはどんな料理とも相性抜群です。
特に、冷めても美味しさが落ちにくいという特徴があるため、お弁当やおにぎりにすると、その真価をさらに発揮します。和食、洋食、中華、どんな食卓でも主役として輝きます。
「くまさんの輝き」は、夏の高温に強く、美味しいお米を安定して作れるようにと、熊本県が約16年の歳月をかけて開発した、熊本オリジナルの新しい品種です。「くまさん」は「熊本産」を意味し、その名の通り、炊き上がりの粒がツヤツヤと輝いて見えることから名付けられました。
ヒノヒカリと比べると、より個性が際立った味わいが特徴です。
口に入れた瞬間にわかる、しっかりとした甘みと豊かな風味があります。おかずがなくても、お米そのものの味だけで満足できるほどの存在感です。
最大の特徴は、もちもちとした力強い弾力です。粘りが強く、食べ応えがあります。また、粒が大きく、炊き上がりの見栄えが非常に良いのもポイントです。
炊き上がりの香りも華やかで、豊かな風味が食欲をそそります。
お米そのものの味が濃いため、まずはお米を主役にして味わっていただくのが一番です。
・炊き立てを、まずは塩だけで。
・卵かけご飯(TKG)
・親子丼や牛丼などの丼もの(しっかりした粒がタレに負けません)
・食感を楽しみたい時のカレーライス
私たちの農園がある人吉球磨の「山」が生む寒暖差がお米の甘みを凝縮させ、球磨川の清らかな「水」が雑味のないクリアな味わいを育み、肥沃な「土」が力強い旨味を与えてくれています。まさに、この土地で育つべくして育ったお米です。